蒸れる休日は、気ままにいつもの街を一回り、、、。
こずかいもそこそこあるし、そうした場合には、時に行きたくない方面へ向かうのも悪くないもので。先日はTシャツを数枚買った、、髪も長いし、中年の色気?とあやかりヒッピー的な絞り染めのシャツを1100円で購入(もちろん中古衣料)この手の、決まった思考の人しか着ないものは安い。タイダイは、大手中古衣料品屋を観れば大体1000円前後だ。かつて1971年に日比谷野音で岡林信康が行ったコンサート「狂い咲き」ではこの手の絞り染めのTシャツを、岡林信康が着ていた。もちろん生まれていないので、LPのジャケットで知ったのだが。「これが正しい日本のヒッピー」(1996年・チェックメイト誌・綿谷寛氏監修・イラスト)のイメージが抜けない自分、いつか絞り染めを着たいと思っていたのだが、40代半ばで着ることになるとは。
どうしてもフラワーチルドレンな親父を持つと、この手の物も必然と脳裏に刷り込まれているようで、、スッコット・マッケンジーの「花のサンフランシスコ」とか、ママス&パパスの「夢のカルフォルニア」なんかをバックグラウンド、幼少期から聞いているといけない。とどめに六角精児の「呑み鉄本線日本旅」で「六角精児おすすめの曲」コーナーで、「ザ・バンド」の「ザ ウェイト」が流れたならば、旅も終盤な気がする(まだ40半ばだから半分!?)
、、まんざら幼児教育が反映されているけど、いまさら反映って遅すぎる気もしないでもないが、、。
ここ数年は「麻」素材を重宝している、、といっても数枚しかないけど麻のズボンというのは実に快適、事の他こうした高湿度での汗だくのTシャツは、体幹に張り付き実に不愉快でいる。100パーセント麻だと、割合いに高価だから、綿麻が良い。先日買った無印良品の綿麻のズボン、笑ってしまうほど快適でいて手放せない。かつて、カンボジアの「クメール・ルージュ」の幹部たちが着ていた、あの上下黒の服は麻仕立てなのか!?昨今多い、ウェスト部位に紐が通っているし、ややフレア仕立てもそんなイメージ。けれど、昨今は古着ばかりで正規で服を買っていないな、、けどこれでいいんだと思う、楽しんでいるのだから笑
溜まっただろうコレステロール、先日のラーメンの蓄積を消費すべく川沿いを走るが、まるでシナ半島にいるのではないか、というほどの高湿度にやられる。みな歩いている人背中が汗で張り付いている。笑顔の人が少ない、眉間にしわを寄せて歩いている。「不快」なんだな、この陽気。井上陽水の「東へ西へ」がなぜか脳裏を流れた瞬間「床に倒れた老婆が笑う」、、それは恥ずかしい笑いなのか、「大丈夫ですよ、」その安否の周囲への笑みなのか、、そんなことを考えながら走る俺は、根暗なのかアクチブなのかよくわからない。
解らないのは死ぬまで解らない、気がする、夏前の40代の男ここにいる。

















