いい加減30度近い陽気にはげんなりするが、、不思議とジョグとなると炎天下も嫌でない、出勤時に汗でシャツが貼りつくのが大変に不快。この「割り切り」の線引きは何なんだろうか、仕事と余暇としてのジョギングの「暑さ」への不思議な格差。
と、先日は暇に任せて大手リサイクルショップSを覗く。このところの物価高で、男物なんてものはおいそれとは買えず。大抵の所帯持ちはUとか自分みたいに中古衣料品でしのいでいるのではなかろうか。
この前立ち寄ったセレクトショップではジーンズが18000円もしていて驚く(というのも自分の価格設定が1997年辺りで止まっているからなのだが、昔はフツーのジーンズは9800円とかで買えたものだが)いいな、と思いタグををひっくり返せばそんなこんなで当世を知る羽目になる。ならばタグをひっくり返さなければよかった、大抵は値段のタグはひっくり返してある。
その隙に店員が近寄る間を設けているのかもわからないが。そんなんでしばらくすると同世代の恰幅の良い男現れて、そのリバイスのGジャンを羽織る、、気に入ってるようで後ろから鏡で見たり、定員のマニアック?なんたらウオッシュだの、ノリがどうのと、ああ、高校のビンテージジーンズが流行った頃に、みんなそんな話をしていたなあ。くそ、昔の振り返り世代(クライシスエイジ)なんて言われる所以だな、、私。
数万するデニムのジャケットは彼はペイペイで買う、それを見届けて店を後にする自分は、、まるで正月に親戚から大量のお年玉をもらいヨドバシカメラでカセット、ゲーム、ウォ―クマンを爆買いしていた、あの頃の友人と、かたやなんら身寄りのない、親族バラバラなゆえに大抵数千円だった自分のかぎられたお年玉、そのままスライドしただけじゃないか!なんて、ひがみ根性だからいけない、そう俺はすぐ忘れるから、それが自分のいいところ?
とハットのコーナーを観ていたらボーラーハットがあるじゃない!しかも英国のクリスティーズ製である。サイズもぴったり、値段も3000円とは!?実は2000年代に渋谷の老舗帽子店でクリスティーズの帽子を買おうか迷ったことがある、、35000円ぐらいしていて、被るか被らんかのボーラーハットに3万越えはないな、と違う安物のボーラーで事済ましていた。
いわばセンタークリースや中折れと言われるのがソフト、ならばボーラーやシルクハット、ホンブルグはハードに属する。硬いウールのハットだ。このボーラーは着物(特に紋付)によく映える、またインバネス・コート(二重廻し)なんかも明治・大正期には和洋折衷で被られており実に興味深い。家族から「やめてほしい」と言われるのは必須なのだが、ボーラーハットは押さえておきたく購入する運びとなる。
値段が安いのは内側のポマードガードのあて側のところが汗で塩を吹いているからであろう。外からは判らないし全く問題なし。また一つ欲しいものが手に入ったのだが、これを被る時には単独プレーの時にしようと思う。まだ暑くて被れやしない、、、。














