2025年10月30日木曜日

武蔵野の放浪癖

 珍しく「ぱっちり」と目が覚めた6時前、、事務方に移ってからは、早番とか遅番とかなく~日勤ばかりなんで必然と体内時計と弱い晩秋の朝日で、必然と目が覚めただけの事である。

いつも脅迫観念の如く、休日になれば走らねばいけないと、という勝手な病みがちな「義務」に押されて、朝日が昇るか昇らないかの、痛烈な瞬間を味わいたくてウエアーに着替えて川沿いを走るのでいた。かったるさもエンジン拍車かかると心地よい。「俺は健全」そう呟いたのだが、ここのところの天候によるフラストレーション払拭に皆無さ、と折り返し地点の妙な「嘆き」が心を喰い蝕んでいたのだが、、走り終えた11Kmすべてが「0」振り出しに戻っていたのでいて、これだからジョギングはやめれない!ジョグがは心身ともにフラストレーションをぬぐい去る作用があるのだ。

と、昨晩の残り飯のミートソースを食らい、調子に乗ったのがいけない?天候もよく、所沢のクリーンセンターまで車を走らす。



アメトラのジャケット探しだ!と、所沢のクリーンセンターはディズニーランドでいう「スペースマウンテン」エリアの近未来的デザイン(これは1980年代謳歌から何一つ進化がない)ただただ思い出に浸っているだけなんじゃなかろうかと、不思議とまた行きたくなるデザイン。

、、ん、今日も誰もいない、主婦が2人いたぐらいである。今日はハズレ、特に何もなく松郷辺りを流しそのまま帰宅。

午後は武蔵野市が俺を呼んでいるという、そんな気分で方々廻るも、、こうした流れというのは「今日は今日の風しか吹かない」的なもので、釣りや猟に似ている。

「おお!?」というものがまるでないのだ。それもよしだが、途中見つけた、ギターショップにはビンテージのギターストラップ(国産&海外物)が豊富で、ヒッピーやサイケ世代押しにはたまらない幾何学模様や、フラワー刺繍のものが目を引き、観させていただいた。レザーのストラップは劣化著しいが、こうした刺繍物や編んだような織物風は息がながい。しかしギターが下手過ぎるので、向上心高めるためにも、また近く来店したいと思う。

結局は西荻をさまよったり、松庵や桃井まで足を伸ばし夕刻に帰宅。やや軍資金足りない行脚でいたが、こうした休日の「放浪癖」てきなスタンスも悪くないもので、、明日からまた雨の予想、、楽しめたかなフリーな休日。

2025年10月29日水曜日

日立の「この木なんの木」

 一週間ばかり雨が続いた先日、タオル類が全滅。

ちょうどドラム式洗濯機(乾燥機の不具合)があり、部屋干しに慣れていない自分、今後は部屋干しのノウハウを学んでゆくしかない。もう9年目になるドラム式乾燥機、、5年目に一度乾燥機能の不具合にて修理したのだが、また4年でこの症状は寿命なのか、修理には5~7万とかなりの高額見積である。ならば一番きれいになるという二層式洗濯機の、洗濯終了後のあの原始的な「ビ~!!」という終了音で、その場を離れられなくする洗濯労働へ戻ってみるのも悪くはない。あれならば数万で新品が買える。

日立製の洗濯機でいたが、別件で問い合わせた際には、専門の部署が違うとの事で、ずっと保留音を聞いて過ごしたお客様サービスセンターでいたが日立のテーマソング?「この木なんの木」は世代的に懐かしすぎて、待たせる気持ちの緩和作用があった。

あの歯切れのよいボーカル、と調べたらCMで使われていたところは、サビでない事を知る(意外に長い)、確か日曜日の18時前後の、夕飯時のインターミッション的なCMであって、日立系の企業名が下から上へとテロップで流れるという物。幼少期もあって、すっかり洗脳されている。そして「つぎも壊れたら日立製品」と刷り込まれているから、TVCMの影響力し知る運びとなる、、、。

そんな流れで、こうくれば「ヤンマーディーゼル」のCMも気になるところで、、やはり中盤からサビが存在しており、聞いたことが無い旋律でいて、40代にして驚く。

が、こうした発見が断然された幼少期の記憶の伸びしろとなり、新たな発見へといざなう物。仕事柄、簡単な楽曲をレクで歌うことも多いのだが、自然とこうしたCM曲は普段から刷り込まれている人多いので、反応が良いかもしれない。(文明堂のCM曲はラジオCM時代の物であり、なかなかに好評でいた)今後は導入してゆこうと思う。


、とギターがへたくそ過ぎるので、夜な夜な練習しているのだが、やはり楽器は常日頃より触っていないと上達しない、とはこの事。練習していると、苦手なコード類も抑えられるようになる。自分はエレクトリックギターはあまりなじみがないので、アコースティックばかりなのだが、、もう10年以上前に前の職場で使用した際、ボディ裏面を落として割ってしまったギターをずっと死蔵していた。

それを引っ張り出してきて手入れをする。あの時、すぐに修繕に出せばよかったんだけど、いくらかかるかわからないし、、とこれは父親からもらったギターでもあるし、後ろめたさもあった、まさか壊してしまったなんてとても言えない。が、ボディの裏面は割れているのだが、初級者用の職場にあるヤマハの廉価ギターとは比べ物にならないほど、音が良いことに気が付く。響きや伸びが全然違うので、驚いたが(普段は職場では廉価ギターを使っている)なんか10年以上も放置していて、申し訳ない気分になったもの。

フォーク世代の父親は、自分が物心ついたころには、縁側でPPMの「パフ」とか奏でていたし、ちょっと自分の今までの扱いは粗暴だったなと。ゆくゆくこのギターのボディを修理して、カーターファミリーピッキング奏法やら得意なスリーフィンガーを極めたいと思う、、。とりあえず割れたギターで「この木なんの木」をスリーフィンガーで練習する毎日なのでいる、晩秋。

2025年10月22日水曜日

早川義夫の「怨念」歌唱

突然の晩秋に、末端の冷えから震えが止まらない。あんなに暑い日が半年近くも続けば、いくらゴキブリ並みの環境適応なアタシたち人間でも難儀するもの。
10代の終わりの頃に、メリケンの洋服屋で1枚のコートを目撃。
6つボタンのダブルコートで、色はキャメル、エリ袖はアルスターカラーなのだが、それを「ポロコート」と店員さんに教わった。20万以上する高価なコートでいて、「お客さんから注文が入ったんだよ」と。いつかこのコートを着て街歩いてみたいなどと、そんな空想に駆られること四半世紀、いまだ実現していない。あのコートを着る人格と稼ぎが伴っていない、というのが主な理由だが、、ああ、こんな晩秋にポロコートに腕を通して出勤してみたいものだ(しかしながら職業柄逆に嫌味になるかもわからない)



、送迎業務の際に、カーラジオから六角精児氏のラジオ番組が、丁度流れて胸を躍らせたのだが、、「」の唄特集、なる六角精児押しの楽曲紹介。これは楽しめるぞ!と業務そっちのけで聞き入る道中。1曲目は高田渡の「虱の旅」!懐かしいぜ!しかもはっぴいえんどがバッキングじゃないか!16-17歳ごろには毎日聴いていたよな、高田渡。
あの寝ぼけた声と歯切れの悪さが、ウッディー・ガスリーのあえて間抜けに歌う感に相成っていて、今聞いても71年頃の音源とは思えず。「高田渡、21歳にして完成している」なんてアルバム「ごあいさつ」で評価されていたが、、、。
と、2曲目は早川義夫「アメンボの唄」、、これは知らないぞ!こういうのが楽しい。なんと作詞・作曲は桑田圭祐とは驚き!確かに旋律やサビに行く段階がサザンっぽい!
と、あの早川義夫の「怨念」っぽい歌唱がまたいい。ジャックスの曲も早川義夫が歌うからジャックスなのだ。早速自宅に戻り調べると、、あった!アルバム・早川義夫「僕の恥ずかしい人生」(1997年)、これだ。ちゃんと聴いていなかったが、まるでフォークルの「帰ってきたヨッパライ」の突然変異の様にこのアルバムが自分の中で映えて輝きを放つ。
、、な訳で出勤時にはこの早川義夫「恥ずかしい僕の人生」を聴きつつ、「アメンボの唄」でデスクに到着するという晩秋の出勤。
いまだポロコートはきれていないのだ。

2025年10月16日木曜日

秋空、エミリーはプレイガール

 突然寒くなって体調を崩す職場の仲間?が多いからか、働き詰めでいる。

いつも健康体というのも、なかなかにだ。人の倍働く流れになるから良いやら悪いやら、、いくら健康体だって言えども、こんなに働いていたりゃ俺だってフラストレーションは溜まるぜ!と、いいながらコンスタントに定時上がりする40代は半ばの秋真っ只中。

先日は、50代半ばの先輩が勧めてくれた、ピンクフロイドの初期のサイケっぽいプログレを聴きながら武蔵野をゆく。なんとかハマる境地を模索しつつ日々を過ごしているけれども、10.20代の地盤で構成されたものを物を、取り払うってのはなかなかに難しい

こうして老いゆくのはジジイのあるあるだが、若い頃ベースみたいものを払拭したい衝動に駆られることがある。でもそれは素に戻った時には、やはる振出しに戻っているのであって、究極の選択肢は仏門とか、そういう世界に入るしかないんだと思う(めんどくさくて入らない、それもまた振り出しに戻る、に辿る)(笑)

キャベツ畑を観つつピンクフロイドの楽曲「エミリーはプレイガール」を聴く。共感覚的な感性の持ち主と聞く、シド・バレットをつい最近知ったが、、すれすれな人の感性は生きるに苦労するんだなあ、、狂ってしまったようで引きこもっていた様だ。

引きこもり」なんて言葉は自分世代から公に使うようになったが、「生きながらにして死んでいる」という境地は、時代の歪とでもいうか、何とも言えない気持ちになる。

「引きこもる」は、その起因の延長線上で、現在までそれを継続させる「余裕」なのか、「成り行き」なのか。同世代は事件を起こすのも多くて、時にやるせない気持ちになる。

持ちえた、他人にはない「リミッターの振り切れ感」が、負に働いてしまうところがやるせない。自分もだが、、。いかんせシド・バレットはこうして作品を作り出して、他界した今でも評価される。そうできない者も、表現できない者も多くいるのがこの世の中でいる、、。

カーラジオを付ければ、90年代の流行歌ばかりで全く嫌になるものだが、篠原涼子の「いとしさとせつなさと心強さと」がながれ、バックのTKの歌声に、無意識に口ずさんでいた、秋雨の杉並区。TKというと「TAKEO KIKUCHI」もTKだな、なんて~。なんで90年代の後半はBIGIのタケオキクチを皆着ていたのかが解らない。映画「燃えよドラゴン」のブルース・リーの着ているスーツはBIGIらしいが、、いわばDCの25年周期だったのであろうか。

予備校時代の仲良かった埼玉のF君は、全身「TAKEO KIKUCHI」で着飾り、予備校に着ていた。多分、かれはショーケンや傷天、BIGIは知らなかったであろうが~あれからまた四半世紀経って、古着屋で見つけた菊池武夫の服を着ている自分は、、いわば涅槃の粋だな。ああ、やはり半分活きて、半分死んでいる自分に乾杯。


2025年10月3日金曜日

エイジクライシス~秋の皇居ランにて~

 一気に夏が死んだ先日、恒例の皇居ラン日和と相成る。

総勢7名からなる、職場の連中との皇居ラン、参加者も増えて中年予備軍含め、エイジクライシス数名、そんな昨今の腹の出具合を気にかけた30代半ばあたりを駆り出し、そろそろ何かを始めなくてとの流れで参加したものも多いのだ。毎食の大盛はいけません。


注:(写真はジョグ後の補給飯、意外に甘味)

いつものT君と竹橋集合にて、早速着替えて、あのうだるような7月の猛暑は何処いずこ。カラッと晴れた最高のジョギング日和となる。初参加者も多いので最初1周5KmはT君にペースメーカーになってもらい、スタートするも3Kmあたりから口数が減りはじめ、ジムで筋トレをしているような者ほど、筋肉が重いからであろうか後方へ後方へと位置し顔色が悪い。前回7月後半のジョグは37度近くあり、途中脱落者も多かったが今回は皆、無事に何とか5Km走破。もう一周はT君とだべりながら走り終えたのでいた、、。

ジョグ後には完走、その祝い兼ねてコンビ二ビールで祝杯をあげる、この一杯のために皆頑張ったようなもんで、男だらけもあり女性のいない中での男談義が止まらないが、集まって何かをするなんてことは昨今なく、ツーリングで休憩中の一服に近い感あり、これはこれでまた楽しいもの。あらたな境地、ミドル野獣の集まり感たっぷりで悪くない、公民館の寄り合いの感あり、ただし諸行無常の響きあり。

早速、川口のM君に引率されて、赤羽方面へと移動。「カオスな街・赤羽」と称し、7月の皇居ラン時にも立ち寄ったのだ。すっかりあの雰囲気に吞みこまれてしまい、北区ラブ。今回もメトロ経由、南北線は赤羽岩淵駅下車で地上へ上がる。

あのおでん屋さん、平日ともあり空いており、7人の中年予備軍・エイジクライシス中年は立ち飲みで、おでん皿をつつく。ワンカップのおでん皿で1000円、ワンカップの酒を1/3残して、七味とおでん汁を入れてもらい50円である。美味いんだかうまくなんだかよくわからないけど、旨い(笑)。

ジョグで水分が飛んでいるので、ビール飲んだとはいえ、、なかなかにおでんだし汁とワンカップが染入るもので、、。20分しか入れない店の規約、とぼとぼと赤羽を街をゆく、、、。

ひと廻りして呼び込みのお姉ちゃんが多いが、「あの子、黒い日よけ傘さして頑張ってるから、、あの店に行こう」と誰かがぼそり、とりあえず座って呑みたいとの事で、その店に落ち着いたのでいた。

呑み放題があり、コスパが都心部と違い非常に良い。90分/1500円プラス一人、一品注文でいる。ようやく落ち着き~むさ苦しい、やや汗臭い男の飲み会が開始となる。

チキン南蛮を頼んだが、ピンクのタルタルソースがかかっていて不気味だったが、メンバーに宮崎出身者がいて、地元では普通との事。このピンクは紅ショウガ入りのタルタルソースらしく、バジル入りの緑のタルタルソースもあるとか。揚げる際の粉は東京のチキン南蛮は間違っている、、強力粉!?小麦粉?よくわからないが東京で出るものは全く別物、なんて豪語するのが宮崎県民の常である。それと同時に最低賃金が全国最下位であることを嘆く彼なのでいた。氷河期には何ら響かない、最低賃金の壁、かくの如しアーメン、、、。

夕刻、帰宅ラッシュに便乗して、我が家へと帰路に着いたのでいた、、。2か月に一回の皇居ラン、、次回は11月予定。

Jジャーエールのエールは、応援ではない。

 と、またも見つかった 虫歯治療 をしに、かかりつけの歯科がある目白辺りまで、クロスバイクで向かうのでいた、、。 先日の受診に帰り際に、、レントゲン撮ったらその影が反対側にあるとの事で、、年内に、いまある虫歯を治そうという、という、そういうアプローチ。 いかんせ、ビール代用として...