口を開けてポカンと先輩と顔を見合わせたものだが、やたら植物に興味を持つのも初老現象かもしれない。実は30歳代なかばから、植物には興味あり(趣味の鱗翅目の食草から)知っていると、思わぬ発見があったりするから。T先輩の畑、もう辞めてしまわれたが千葉県匝瑳市の道の駅では、隣接する植木業者から廉価で苗木を購入をしていた。東京の価格の1/3の値段である。ソテツやレモン、人気のあるオリーブなんか1000円台で購入でき、行けば寄ってもらったもの、あのエリアは苗木生産の産地であるらしい。(下写真はこんにゃくいも)
先日、JAで「うりずん豆」なるマメ科の苗を購入する。「四角豆」ともいうらしく、東南アジアではメジャーな食材でいて、実から根までほぼ食べれると聞く。緑のカーテンをしようと企んでおり、今回鉢や土に投資して夏のあのカンカン照り、いくらかでも快適に過ごしたく企てていたのだ。毎回中途半端に終わるのは、追肥の怠りと水やりだ。水やりは一日欠くとかなりくったりしてしまい、それでもう放置になるなる事が多かった。と、案外実がなりだすとボンボンなるんで取り損ねる、食べ飽きるといったことも起きる。総括して、今年は毎年ゴーヤでもいいけれど~ややひねって「うりずん豆」にしたのだ。この「うりずん豆」は沖縄で改良された「四角豆」の品種だそうで、東南アジアでは普通に露地栽培可能らしいが、どうか耐寒性がなく沖縄でも寒気は枯れてしまうことがあるらしい、、。沖縄時代に名護のJAで見た記憶があるが、手をださなかった。こちらでは(内地)ではあまり見ない「モーィ」(赤うり)は絶品でいた。ツナとマヨネーズであえたもの、そればかり食べていた(沖縄では100円前後)、後年、新宿の淀橋青果市場・そばの八百屋で「モーィ」を見つたことがあるがグラム売り、、。どうしても南国野菜は空輸代金が盛り込まれてしまうもの。さて、「うりずん」豆はどんな食材なのか、、食べたこともないのに栽培を始めたのでいる。
ガーデニングには虫を呼び込むことが大切、と聞いたことがある。ガーデニングは好きだが、虫が嫌いという人が多く、殺虫剤・農薬をふんだんに使う人も少なくないが、昆虫好きとしては「虫を呼ぶ」ための庭である。幼虫が付く植物もそうだが、それを狩る「ハチ」の営巣(例えば竹の筒など)を束ねたもの、や水辺、草木を刈った物は「燃えるゴミ」で出すのでなく、まとめて一か所に集積し、たい肥化する(と、虫らは分解も兼ね、そちらに集中する)程よく刈り込むことで、地面にも日が届くようにする~などなど、小さな庭での「小宇宙」みたいなものを楽しむのだ。20年前では、そんなこと考えてもいなったが、「波平が盆栽を手入れする」だろうあの心境で、今日も草履をつっかけて庭に立つのでいる。初老、台風二号の強風下。



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