クソ、、と一言呟いたのだが仕事帰りには、スーパー、片手にはしっかりとタコの刺身を持ち合わせていた、何のことはなく「乗せられた」のだ。しかも、それ故にやや割高、世相の寄せては返す波に浮いた藻の様な自分に、小さくため息をつく。
それはそうと高倉健主演の「日本残侠伝・破れ傘」を見る。60年代~70年代に流行ったヤクザ映画のそれだが、、「日本侠客伝」「昭和侠客伝」とかいろいろあるが、どれを見てよいのかわからず偶然録画していたのが「日本残侠伝」で良かった、、。一番有名どころで、よかったと言うのもおかしいが、高倉健、鶴田浩二・池部良、そして北島三郎が出演していたのにも驚く。そいえば藤圭子「命預けます」、北島三郎は「兄弟仁義」を唄ってたな~と。
最終的に男の意地にかけて、双方全滅しかかって血だらけで終了、、とのエンドレスなんだが。紐とくに17世紀、布教のために来日したザビエルが書簡で言った「極めて好戦的な民族」といったのも解らなくもない。以前映画「居酒屋兆次」を見た時にも、池部良と高倉健のやり取り、、まさにあの関係の源流は任侠映画の中にあったんだなあと、キャスト的にまたも見るのが逆だったなあ、と後悔したのでいた。
、、鑑賞後には左肩が重く、、心臓に負荷がかかると左肩がひどい肩こりになると聞いたことがある。同姿勢でいたからか、、はたや心疾患系の我が家系ゆえの心臓からのメッセージか、劇中の池部良でないが「、、ご一緒しましょう」そう先祖に声を投げかけたか、かけなかったか。ブルース・リーの「燃えよドラゴン」でないが、表情が変わっていた自分は、相変わらず「感化されやすい」。
しかしながら高倉健主演作品もずいぶん見たが、、あと観ていないものは任侠物の映画である。そのイメージに、高倉健は後年苦しんだようだが、、渥美清は何の映画に出ても「寅さん」にしか見られない、その役どころに苦しんでいたようだ。高倉健もそうであったのだろう。映画「あなたへ」は、一番「素」の高倉健の一歩一歩さを観たような感じがした。本当は映画「幸福の黄色いハンカチ」が好きなんだが、基本「漢」臭さとしての役どころ。
高倉健のベスト盤・CDアルバム「風に訊け」を聴いたときには、楽曲中にメッセージがあり、「え~、、自分は~」から始まるそれを聴いたときに、ふと岡林信康の「私を断罪せよ」の「友よ」の前の「え~、、今回僕のアルバムを、、」と関西弁から始まるそれに、フォーク畑出身の自分からしてみて全く関係ないがリンクしたのでいた。サンキュー、みたになノリでないのが自分は好みらしい。
なんやかんやあるけれど、楽しんでいるみたいだ、、2024年の冬も。



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