2024年8月31日土曜日

夏の終わりのハーモニー「埼玉県・嵐山町」

 夏の最終休日。

この休日はどこか行ったことがないところへ行こうと考えていたんだ。


群馬のみなかみ町あたりの湯檜曽川、河川敷でマッタリしようかと考えていたのだが、、いかんせ台風からの影響で昼前から90%の確率で大雨、、。これでは谷川岳からの、ただでさえ冷たい水に激流・押し流されてしまう。では東京は五日市の先の秋川渓谷はどうであろうか、、けどかなり同様の目的での人が多く、最近使われなくなってきたが(使いたくないが)「」が予測されて、なんとなく億劫。

、、さて午前中限定行脚をどう楽しむか、、、。あ!と思いついたのが関越道「らんざん」の文字でいた!

関越道を下れば80sの幼少期より「らんざん」PAのバカでかい看板が印象的。

あの、東松山エリアはなんとなく通過点なイメージがあるが、その周辺には俗にいう「森林公園」!!今年は開園50周年と聞く(昨今イメージが薄いが昭和の面影が潜む、とくに特徴のない国営公園でいるが、1980年代を過ごしたものにとっての余暇は森林公園でのサイクリング、と田んぼで泣くアマガエルの大合唱だ)、そのエリアを探索するというのは実に40過ぎたものにとっては懐古的であり魅惑的である。

午前中の前半に東松山ICを目指す、、も拍子抜け。

こんなにも早く着いてしまった。リサーチしていた嵐山(らんざん)=ちなみに(あらしやま)の読み間違えだと、ヒットはすべて京都になってしまうので要注意が必要である。嵐山渓谷の、河川敷の有料キャンプ場は駐車場が1000円で、一人500円の別料金あり。しかもまだ早すぎてオープン前で(7時台にはついてしまう)管理人さんに「なんか時間つぶすところありますか?」「、、コンビニぐらいしかないです」と淡白な返答。「オープンするまで待つようならば、ここに並んで待ってください、」とそっけなく~時間まで周辺を探索する運びに、、。

しかし土地があるからか、嵐山渓谷周辺は、色々な企業の工場が多い。その中に遺跡が点在するあたりが埼玉っぽい。そんなんで周辺を廻っていると、、

ん!?すでにオープンしている河川敷のオートキャンプ場。さっき立ち寄った所よりも開けていて、なかなか開けていて明るい。ここも維持費管理費ということで車一台1000円だが、一人一人に対しての入場料はなくここに決める。きれいなトイレもあり、管理人の人も実に親切でいた。

早速川べりに車を止めて、簡易テントにタープを張り設営。台風の影響からか、かなり蒸すなかでいたが、上半身裸での設営、これも夏っぽくて一人楽しめる。

川の流れは穏やかそのもので、苔が多いが~そこそこに水がつめたくて心地よいところ。


時折指す強烈な光線が、中年の肌を焼いて、口喝と昨今できたであろう手の甲の、うっすらシミ部位を覆い隠そうという気持ちになるけれども、不思議と年を重ねれば重ねるだけ、知らない土地で、心には余裕ができるのはなぜだろうか。

そこに3時間ほどいたが、菓子パンしか食らっていないのもあり、、曇り始めた空を横目にタープをたたむ。そして昼飯を食らうために、「武蔵嵐山」駅周辺、市役所で手に入れた定食屋のパンフ、紹介されたされてた、よさげな定食屋を巡るも~ことごとく休み(笑)こういうの、嫌いじゃないんだけど腹減るとイラついてくるのは人間の性か、、、。

そんなこんなで「武蔵嵐山」駅前の定食屋へ、、昼時で混んでいたが、昆布だしのつけ麺は実に美味でいた。15分ほど待った甲斐があり、始めてきた街でこうして昼食を食べる喜びよ

、、河川で遊んだのもあり、日帰り入浴に立ち寄り~なんとなく「藻」臭い、夏の香を流して帰路に就いたのでいた、、、。珍しくクロコノマチョウ(夏型・メス)を採集した。まさか立ち寄った日帰り温泉の敷地内で採集するとは、、小生ウスイロコノマチョウは沖縄の今帰仁村で採集したことがあるが、クロコノマチョウは人生初採集である。


~と近いのもあり、出勤して帰宅するような時間には近所へと至る。

やたら甘味が欲しくて、帰りの道中にコンビニで「ハロハロ」ソーダ風味だか、何だかを衝動買いして食らう。車の窓を開けて、コンビニわきに立つ喫煙者を観つつ、脳裏に過ったのは井上陽水と安全地帯と「夏の終わりのハーモニー」である。「あ~~楽しかった!!」2024年の8月は終わり。

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