、、そうして最終日は、所要をこなしてフリー時間。
ここ数日、総菜でお世話になったスーパー、「ふくらぎ」なるぶりの幼魚や、クルマ扶の卵とじは実に美味でいた。
それに、スーパー出入り口に貼られた広瀬すずのポスターに激励されたか、心の癒し。いい女である(笑)
昼飯は宿泊所へとは戻らず、スーパーで購入した特選海鮮丼(500円)を片手に、初日に訪れた「猿山岬」周辺へと向かう。あそこは景観もよく、潮風を受けたならば+アルファで海鮮丼がうまくなるに違いない、なんて。
パッと開けたならば、岬の途中の路側帯に車を止めて海鮮丼を食らう。
よく見ると岩場の海岸線が、白く広くなっている箇所が目立つが、あれは隆起してできたところで、海が遠くなっているのが解る(黒い岩場がかつて海面からでていた箇所)カーラジオからは、遠く埼玉県のJAからの実況放送がやっていた。NHKラジオは時折聞くが「ラヂルラヂル」とか「ラジオ深夜便」とか、、ラジオははまると抜け出せなくなる。孤独な男にはもってこいな選択肢。
ここは雪割草の群生地で有名の様だが、その名前の通り春先に咲くようだ。今はマメ科の植物が周囲生い茂り晩夏の装い。ムワリと生い茂る深緑の草花に、潮風がそれを織り交ぜる。
十分に猿山岬を堪能、脳裏に焼き付けたならば~東京へと戻る行程へ移る。
途中、先日寄った輪島市穴水、自分の好きな郷土資料館を最後に訪れるも~被災されたとあり閉館中。その向かいの内海にイカ釣り船が止まっていて、遠くから観察する。「イカ釣り船」というのは実にかっこいい、煌々と電飾を灯し、その光に集まるイカを捕獲するなんて~いわば野外ライブの体裁である。クレイジーケンバンドのギタリスト「小野瀬」氏のギターソロ「イカ釣り船」が、脳裏に流れた瞬間でいた。能登でお世話になった方のご両親も、イカ釣り船の漁師さんだったようで、漁には夜間操業にゆき、日が明ける前にもどり、寝ている子供らをたたき起こして「イカを食え」と言われたと(笑)あのインパクト大な漁船も1200万ほどするとか。
もともとはここは遊歩道があったようだが~それも今では入れずじまい。この漁港なのか港湾も被災されて、コンクリートの地面が真っ二つに割れてしまっていたのだ。
雨のぱらつく穴水を後に、能登に別れを告げる。のと里山街道を上れば、、七尾あたり。このエリアと輪島市とでは全く景色が異なる。輪島市含め奥能登エリアはまだまだ復興が追い付ていない事を感じる。





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