真冬の甲州路～長坂の夜インターミッション～

 寒空の下、本日の宿へと至るにあたり、、途中以前も訪れた、信玄餅の「金精軒」を尋ねる。

この向ヶ原エリアは、向かいに七賢もあり～いい佇まい。2010年ごろか、W月さんと酒蔵を尋ねた？記憶があるが、2013.4年辺りのチャベスとの甲州旅行かもしれない。ここの信玄餅は山梨県民にはメジャーと聞くが、、インターで売られている「桔梗や」製品がメジャーどころな信玄餅。、、商標登録があるのは「金精軒」の製品のようで、その辺昔は緩かったよう。ま、どちらにせよ関東人はまず口にしたことがある「信玄餅」、不思議と食べるのに手間取るが嫌いという人聞は聞いたことが無い。

と、6個入りを購入。この向ヶ原店は古民家風で実に雰囲気もよろしい、いかんせ甲州路の空っ風を灯油ストーブの燃焼熱風が温めてくれるのでいた。と「どら焼き」が旨そうだ、紅梅のパッケージ。レジ横には明日までの賞味期限の「どら焼き」が160円で売られていたが、これがまたデカく立派な「どら焼き」で、甘党ではないけれど数個廉価で購入した運び。

日本酒「七賢」も覗くが、、ティスティングできるコーナー常設していたが、いかんせ車の運転ありでスルー。ここもなかなかに良い雰囲気。と、W月先輩との荻窪散歩のときも、教えてもらったがこうした街道筋には、必ずと言ってよいほど明治天皇が立ち寄った、宿泊に利用したところがある。

この七賢の居間で休んだそうだが、、入場料を取るので今回はスルーとした。

と、29年ぶりとなるS区の保養施設、「グリーンヒル八ヶ岳」へ。全く記憶していたのと景色が違い、大いに驚く。当時（高校生時）は確か長坂駅からマイクロバスに乗り～この施設にたどり着いたのだが、、真冬もありこんなにも寂しいところにあったのだろうか、と。

！と今年で30周年とある！これもまた奇遇でゴロが良い。月日が経つのは諸行無常。高校生当時、Ｓ区民でいた時分は、新たに八ヶ岳に保養施設ができたので、話題になって飛びつき遊びに行ったのだが、、あれから29年か！八ヶ岳、の響きが実にバブリーだ！！ん、確かに自分もおっさんになったわけで（笑）確か当時ニュースの生中継、ペルーの日本大使館がゲリラに占拠されたニュースで持ちきりだった記憶。ＮＨＫの「アナザーストーリー」でも取り上げるほど、話題に富み記憶に忘れがたい事件でいたが、、、29年とは、、。

そんなんで省エネのためか、館内の証明が薄暗いのも今のご時世。けど、施設館内の匂いは何とも懐かしい、あの頃の香りである。ところどころに90ｓの雰囲気が残る。バブル期の絶頂後も引きずった感なカラーリング（淡いパステルカラー）、大理石調、アールデコまではいかなくも、その時代を生きた物には同調できる雰囲気でいる。

そんなんで夕飯まで、温水プール（ここの併設のジャグジーは温泉なのか！？）で1時間ほど泳ぎ、温泉に入り、久々にサウナ7分入り～で夕飯へ。

大食堂で食らう夕食は最高でいた。不思議と高校生の時分に食べた記憶が全くない（おそらく早々に食べて引き上げたのであろう）やはり人は余暇が必要だ、、、自分も40代、、10代の頃のそれは置いといて、多難中年の「余暇」を持てる「余裕」で乗り切りたいと思う。

、そんな長坂の夜、、雪もぱらつき、あの頃聴いていた遠藤賢司の楽曲を口ずさんだのだ。