昨今仲の良い、北海道出身の同僚が赤羽に呑みに行った折、はじめて「ちくわぶ」がでてきて「これはなんですか」と顔をしかめていたことがあった。
そうだ、「ちくわぶ」はもとは関東限定の食材であって、大手コンビニチェーンがおでんをやりだしてから、全国区に知られるようになった、なんて話を思い出し「押し」で食べてもらったならば、えらく気に入ったようだ。
そういえば近所に「ちくわぶ」の工場があるのを思い出し、切れ端や折れた中途半端な「ちくわぶ」がものすごく廉価で売っていたのを思い出し、手土産で彼に手渡したらえらく喜ばれた。地元が練り物で有名なところの出身者、には邪険にされがちな「ちくわぶ」だが、自分も幼少期から普通におでん種なんかに入っていると、家族取り合いになったほどだ。
いまだ季節問わず工場直売で購入している「ちくわぶ」、残念な事に急に寒くなったからか、先日行ったら売り切れであった、、無理もない4本で100円は安すぎるぐらいである、、、。
そんなこんなで連休がないなんてボヤくのは疲れているからか、
現場に出て腰が痛いならばわかるが、デスクワークで腰が痛いなんて、なんて因果なクライシスエイジであろうか。そんな休日三鷹方面へクロスバイクを進め、、前から気になっていたSストリートへ叩き値で売りに出され、気になっていたドンキーコートを買いに行く。
ものすごく状態が良くて、70s物なんだが残念なことに袖口が焼けていて、それだけで500円なんて値段。それも味と見越して考えた末に購入する運びに。ドンキーコートはショールカラー(へちま襟)が特徴的なコートで50~60sの臭いがプンプンする。
先日、コールテン(コーデュロィ)のコートを処分したところなんで、代用だな。嬉しくてそれを着て、武蔵野市辺りをさ迷ったのだが、日中には20度に達し汗ばむほど。あんま方々ゆくと、あれもこれもですぐに夕刻になるので、活動に制限をかけている自分。
そんなことを考えながら、キャベツ畑の川沿いの、未舗装の道を行く。「ライ麦畑で捕まえて」、、も半分ばかし読んでほおり投げてしまっている。そんなよう様な後悔が織りなす、クライシスエイジな自分を「キャベツ畑で捕まえて」。晩秋の武蔵野市。





0 件のコメント:
コメントを投稿