昨今は寝つきが悪く、年のせいかと思い込んでいたが、どうやら就寝前の紅茶3杯が原因ではないか。梅雨時のムワリとした夜長、ティーパックを入れっぱなしにして灰汁が強い紅茶を飲むのが慣わし?それで本読んだり、所作業をするのが好きなのだが、、原因はそれの様だ。「根っから疲れていれば、どんな状況下でも寝れる」、でもない様で(笑)ならばコーヒーか、、同じであろう。梅雨の夜長には真水では味気ないから困ったもの。
先日は先輩から借りたHi8ビデオカメラをPCにつなげて、デジタル変換をする作業を数時間行っていた。現存するテープは3本だが、いずれも120分テープでいて、合わせて6時間!1996年~97年あたりの動画なのだが(前話で紹介)、再生できず死蔵していたものだ。ようやくUSBのついた変換ケーブルを手に入れて、付きっ切りでPCへデジタル変換。いかんせその場から離れることが出来ず(カセットテープと一緒)、久々のアナログ感を楽しむ、が蒸し暑い部屋での所作業に、今後しばらくやりたくない(笑)。なんとか3本編集し取り込むことが出来た。やはり時代を感じる、自分含め景色が90s。走っている車や今は見ないタバコ「マルボロ」の看板、サラリーマンのスーツでさえバブル期の名残がある。いずれ出演している、幼馴染や古い友人にもDVDに焼いて送りたいと思っている次第。
一方的な一仕事を終えて、ベランダを見るに「あ!!」、2年前から育てている「ウマノスズクサ」にジャコウアゲハが産卵に来ているではないの。ジャコウアゲハはいわゆる毒チョウでいるが、なんとも不気味な警戒色と気持ちの悪さ(良い意味で)がある。ジャコウアゲハの幼虫の蛹は、その形態から「お七ちょうちょう」と言われるとか。江戸時代に、江戸の町に火を放った「八百屋お七」、お七が捉えられて縛られている姿に似ているからである。このチョウの食草となる「ウマノスズクサ」も川べりや墓場など、湿気の多いところに多く自生し、それも言われであろう。が、チョコレート菓子の加工品みたいで、見慣れれば実に可愛いものである。何回か、ジャコウアゲハを育てたが、ウマノスズクサはツル科でいて、そこまで葉の数が多くなく、飼えば丸裸にされてしまう。で、家で育てているんだが~果たして生み落としていった卵の量と葉の枚数、賄えることが出来るであろうか、そこが心配。
以前、奄美大島は加計呂麻伊島へ2月ごろ行った際には、小高い丘陵地一面にこのジャコウアゲハがとんでいた。毒チョウだから捕食者がいない?のもあり、みな優雅に放花していた。全国からみても個体的な差は無い、と聞くが関東周辺の一部の個体群は羽が白化する傾向があるとか。あまり見向きされないアゲハだが、どことなく親近感がある自分。23区内では積極的に保護している地域もあるが、、たしかにウマノスズクサはどこにでもあるわけでなく、局地的だ。
また、新たな観察の楽しみができ~仕事に繰り出す自分、今日のテーマ曲は矢沢永吉の「アリよさらば」である。そんな梅雨のど真ん中。


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