梅雨空の一日、先週から梅雨入りしたらしいが、あの春先の浮かれ具合からの初夏へ至る経緯が早すぎる。諸行無常そのものでいて、いろんなことがあり無常に流れゆく。
、、そして今月6/30日には、ハリソン・フォード主演のインディ・ジョーンズの最終話が上映される。てっきり1991年頃に見た「最期の聖戦」が最後、と当時コロコロコミックの特集を食い入るように見入ったものだが、、うれしいような何とも言えない不思議な感覚。あのハリソン・フオードも80台である。2008年のクリスタルスカル~は正直SFまがいで残念でいたが、時代背景が1940年代設定というのが良い。インディのあの革ジャンもホースハイドであろう、、。数年前に、単車乗りの先輩が「諸行無Jhonesさん、アメリカの20~30年代の革ジャンはなんでホースハイドか知ってますか?」と。「いや、、、」「あの時代はまだ馬車だったじゃないですか、それがオートモービルに代わって馬が必要なくなったから潰したんですよ」と。なるほど、さすが洋服屋さんだけのことあり、なんだか凄いことを教わった気分でいた。あのコロコロコミックから30数余年、インディは見なくては「ならない」のである、レイダースより共に時代に沿ってきた?ものとして、、。
相変わらずリサイクルセンサーやら中古衣料の店舗ばかり廻っている。おっと!これは懐かしい!90年代に何故か流行った「腕時計型の掛け時計」(笑)なぜかロレックス風が共通点。
安価・廉価、捨て値、そうした類の品物は、今後あまり社会で必要としなくなるものが並べられている。そうしたものの中で必ず見かけるのは「ネクタイ」である。このご時世、営業マン・サービス業は別として普通の一般職といわれる人でさえ、Yシャツ・ネクタイをつける慣習が滅びつつある。自分の仕事も、全くの皆無でいるが~もともと60年代当たりのメンズ服飾には興味があるだけに、どうしてもネクタイには目が行ってしまう。
いわば「ないものねだり」とはちょっと違うが、結ぶ機会が無いからこそ集めてしまうのが「ネクタイ」蒐集の始まりである。自分の中での相場、1本200円前後でいて、以前はアイビー的な「レジメンタルストライプ」ネクタイばかり集めていたが、昨今はペイズリーを中心にドット柄、ジャガード、蝶ネクタイなんかを集めている。何軒か廻ると「おっ!?」と思わせる素敵な柄があるもので、値段でなく、そのネクタイが結ばれていた頃だろう時代背景やら、60sのリバイバル物、幅広、幅が細いなどなど、蒐集をくすぐるようなものばかりである。
そういうものはALL SILKでいても、どういうわけか穴が開いている~といったものは少なく、逆に二ットタイのやタータンチェックのような綿織物のタイの方が、虫食いにやられていることが多い。「1本のリボン帯の世界感」に吸い込まれると、眺めているだけでも楽しい。本来はジャケットのラペル、シャツ、タイの織り成す三重奏が、素敵なところなんだが~、前述したようにまったく必要のない職種でいるので、ブルーカラーな自分はこうしてただただ集めているだけなのだ(笑)
そうして今夜も手に入れたネクタイを数本眺めては、一日を振り返る~「眺めの儀式」を執り行う中年の今宵、バックに流れるのは、まさに影の自分を飾り立てる井上陽水の楽曲「Make Up Shadow」なのでいる、、。



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