2023年7月5日水曜日

40代の朝・コーンフレーク事情

朝、ここ半年ほどはコーンフレークを食らっている。80sに幼少期を過ごした僕らにとっては、コーフレークはおふくろの味(趣旨が違うが)的懐古があり、朝起きてくることがなかった両親、合理的と称しやたらコーンフレーク提供の機会が多かった。また、そうしたアメリカ的な思考や傾倒も非常に強いころで、「シリアル」と聞いたならば、「キンカン」「丹頂」といった戦前からあるような商標と共に混沌としていたのも当時。ちなみに昨今消えた「仁丹」、おわかりだろうか?あの銀色の謎の粒、大人の嗜み、、そしてものすごく仏教的な香りがする、謎の嗜好品。
戦のおかげで、なんとなく品薄な?コーンフレーク、穀物であるからか。コーンフレークも色々あるが、シンプルな「シュガー」味が一番良い。ドライフルーツが入っているような日本製品「グラノーラ」あれはうまいんだが、値段もよい。ドライフルーツもミルク吸う前だと、えらく硬く詰め物が取れそうになる瞬間がある。量にもよるが800円前後すると、敬遠しがち。だったらと業務スーパーで海外製品のシリアルを買っていたのだが、ポーランドなど北欧製品は昨今、戦の影響をもろに受けてか、さらに品薄である。で、あるからトップバリューの「シュガー」に落ち着いた昨今。値段も200円しないのだ。それでさえ1袋もない時があり、、高田渡の「値上げ」が脳裏をよぎる。もう朝からラーメンを食らうような、そんな年でもなく~まるで即身成仏、身を細らせて生きてゆく40代も半ばなのである。


コーンフレークと同様に「ミロ」というココア風味の飲料もあった。あれは「麦芽飲料」とあり、ココアではない。ああした由来が不思議な食べ物飲み物が80sにはたくさんあった。なぜ「ミロ」は虫刺され「キンカン」の様な、遮光瓶に入っていたかが気になるところで、、現在でもスーパーでは売られているがジップロック形式の袋となっている。「ミロ」を温めた牛乳で割ると最高にうまかった、何杯でもお代わりし~足りなくなれば隣接する母屋へ赴いては仏壇の「月餅」に食らいつく、、今でいう「食育」なんのその、混沌した食生活からか当時は肥満児でいた(笑)そうしてあれから30と数年、よみがえったような食生活。ザクザクとコーンフレークを食らっているのである。


、先日は散歩途中にミノガの幼虫を拾う。意外にもミノムシは前足が強いのか、あのまま背負った状態でも動きが早い。昔はよく軒先や枝先に揺られていたが、、全く見なくなった時期があり~しらべたらミノムシに寄生するハエだかハチが、日本に入ってきて、ミノムシは片っ端からやられたそうな。どうりで見なかったものだが、、だいぶ持ち直してきたとは言え、昔ほど多くは見ないもの。余談だが、メスは一生ミノから出ないという。オスが飛んできてメスに巡り合うわけで、羽根の退化した冬の蛾(フユシャク)のそれに似ている。
人の気配がするとジッとしているので、隠れ観察している顔を出し、機敏に動き回る「ミノガ」の幼虫。、、部屋で見ていたのだが、翌朝には行方知れずとなってしまった。冬のイメージが強かった「ミノムシ」、この蒸し暑い時期にもコートを羽織って活動していたのだった、、。梅雨明けまでのカウントダウン、今年も言うだろう「梅雨明けしたと思われる」と。

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