2023年7月13日木曜日

炎天下・タマムシとの遭遇

 、、、そして明け。やや日が昇るのが遅くなっかな、初夏の東からの風が実に生暖かいもの。持参したあんこ入りコッペパンをフロアーのソファーに座りかじりつけば、安堵か始まりか、終盤か継続なのかよくわからい雰囲気に巻き込まれて行って、そして定時にあがる。

カっと日差しは真上からさす、夕刻スタートにはこの日差しは心地よくも痛すぎる。自転車をこぎ進め、三鷹あたり。方々彷徨いやっと帰宅するも、この陽気の中を走りたくなるそれは、持病であろう「炎天下ジョギング」、、「どうしようかな」が「そうしようかな」になる=「走ろうかな」。真夏日のジョギングは苦行のそのものなのだが、、後半の色々考えない状態、が実に解放的でいて、尚且つそして「やり切った感」の至福、季節を肌で感じられるものジョグの良いところである。いい感じで中盤、いつもの給水ポイント。頭から水を被り、散歩中の犬たちと並んで、ごくごくと水道水をがぶ飲みする、ここほど水のうまいところはない。「よし!給水だ!」と屈みこんだその瞬間、まさかの「断水」!横にはトラックが行き来し、その工事の影響からか終日水がでないよう。


愕然として、どっと膝が折れる。こうしてある意味「絶たれる」と心折れるのも早く、ジョグ中の禁止ワード「歩こう」が脳裏をよぎる。すぐさまフラフラリと戻り道、ここまで来たのに帰り道は「遠かった」。・60年代のGS、ザ・ジェノバの歌でそんな楽曲があったな。白黒の世界を一人戻り道、奇しくも東京最高気温更新日。

、、そんな折、「ピカ!」と光る飛翔体、あれは!!そう呟いてパッと捕まえたのは、ヤマトタマムシでいた。タマムシは不思議と炎天下の昼も日中に飛び回る習性があるのか、こうした真昼の炎天下の日に遭遇するもの。昨年も所沢方面、真夏日の昼下がりに運転していた折にも、フロントガラスにぶつかってひっくり返っていたもの。タマムシを見ると夏が来たんだなあ~と感慨にふけいる。


しばらく手にもって観察。構造色・全身覆われていて実に綺麗、古代の人がこれで「玉虫厨子」を造ったのもこのこの構造色なる由縁。昭和30年代ぐらいまでは、タンスに入れる(虫よけ)人もいたらしいが、、あれは半分は迷信じみた行いなのか。また生木を食うので、植木屋には嫌われるといった話を聞いたことがある。この成虫のタマムシ、なんどか飼育しているが、いつも失敗する。「強制的にエノキを葉をかじらせればよい」とあり、何度か試みたがうまくいかないのだ。観察するにナナフシがするようなフンをするので、おそらく生の葉をかじるのだろうが、、結局のところ何も食べずに、よく朝にはひっくり帰って死んでしまっていることが多い。

この構造色は真夏の刺す光では、乱反射して時としてワープしたようなに、肉眼でみると一瞬消える。奄美大島へ行った際に採集したルリウラナミシジミも、パっ、パっ、パっと一瞬視界からきて離れたところでまた現れる印象。あとクソ虫も構造色が多い。何か共通した特性があるのかもわからないかな、金属光沢な構造色。

結局飼うのは敬遠、また解放したのでいた。そして40数年自分の意志に付き合わされている自分自身の肉体も、帰宅後解放したのでいた、、。ドサリ、布団に倒れこむ。


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