2023年8月16日水曜日

山形行脚~復路・夏旅行はコレデオシマイ~

 しかしながら2泊3日に山形は鶴岡・酒田行脚はやや強行気味、弾丸旅行もいいところ。

時間費用ともに72時間滞在はもったいない、、がこれも勤め人の辛いところである。連日波にもまれたからか3日目の朝は、もっと寝ていたくも、いかんせ朝食を一緒に作る~といった宿のスタンスもあり出勤前の様な状況で覚醒。今思えば、地方でのこうした体験は稀有なもの、上げ膳据え膳も良いが、用意されたものを調理して、どこどこで採ってきたもの、ここの名産などと話しを聞きながら拵えるのも悪くはないものである。

ブ厚いピーマンやトマトに喰らいつつ、さて帰りはどんな経路で高速に至ろうか、などと考えること半分は復路のこと、実にせわしない最終日である。

少し時間を取って、周囲を散歩したのでいた。温泉街ならではな「川沿い」「坂道」「宿坊」そんな中を往けば、「大清水」なる湧き水処があった。

だれも居なかったが柄杓にてのどに流し込めば、実に冷たく、そしてかつてここに来たことがあるような気分になる。(実際には来たことなく、予知夢的な)案内を見れば、かつての文豪の逗留地のようでいて、この湧き水もそうした文豪に愛された、とある。そんな湧き水をしげしげと眺め、セッタ履きで温泉郷を彷徨えば、毎度おなじみ「つげ義春的」な世界に惹かれ、そうした国道沿いの煤けた廃屋やら、手入れの行き届いていない遣れたコンクリート群に蒸すコケなんかが、愛おしく思え、そんな感性もないくせにそうした情景を探そうとするのでいた。

と、荷をまとめて宿を後にし、土産物を。基本「道の駅」より「JA」押しの自分、道の駅もいいが「大手の値段」といった具合だからだ。であるならば規格外、生産者消費者重視廉価な「JA」の方がよろしい。途中よった道の駅では、あの有名な山形スイカ「尾花沢スイカ」が3500円で売られていた。


そう都内と変わらずも、ついつい旅行先では妥協してしまいがち。だがここはぐっとこらえて鶴岡市内のJA鶴岡へ。実に生産者が自身で並べられているだけあり~多くの野菜果物が並ぶ。中でもなりもの多数、桃・スイカ・ブドウ・メロンのオンパレードでいてどれを買うか迷ってしまう。~と中でも色むらのあるスイカL玉・鶴岡産が1980円で売りに出ていた。全国のスイカの産地といえば千葉は冨里・福岡・山形の尾花沢なんて言われているが、、T先輩が畑をされていた時には、幾度となく富里町へ帰路寄ってもらい買って帰ってきたもの。であるから~見てくれよりも中身重視、しかしながら帰宅後包丁入れるも、スイカの中身に空洞があり幻滅。(ま、規格外だから致し方ない)味はピカ一でいたのだった。地元の総菜なんかを屋外炎天下で食らっていると「暑くない?こんなところで食べて」と地元の方に声をかけられて、「大丈夫ですよ」と苦笑い。「一服」の趣旨に、当方ややズレがあるようだ(笑)


昼過ぎには山形道に乗り、一路東京へと目指す。ただただひたすらに東京へ向けて車を走らす3日目の午後、東京到着は夕方の7時前後で実に6時間弱を要した復路でいた。不思議と行きに比べて帰りは早く感じるもの、、旅行もいいけど何故だろう、住み慣れた街に戻ると肩の力が抜けるのが。移住なんか絶対できない、退屈な日常が自分の住処である事、そうつぶやきながら車から荷物も降ろさず、横になったのでいた。今年の夏は「コレデオシマイ」、晩年の勝海舟がそう言ったように、そうつぶやき無意識の世界へ。


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