この頃、90年代の初頭あたりをよく思い出す。そういうきっかけが、やたらに接点としてあるのは40代「働き盛り」の「振り返り」、そうした話は以前にもアップしたが、考えるにやはり自分らの親たち世代の「振り返り」も90年代初頭にはメディアとおして、やたらにピックアップされていた。この20~25年周期、は以前から言われているのだが、まさか自分にもそういう時期が来るとは思っても居なかった。元来、60年代好きでいた自分にとってそうした懐古は、当たりまえの所作でいて、90年代初頭からそうしたことにゾッコンでいた訳で、リアルタイムな90年代、ただ通り過ぎたに等しい。けれどラジオからテレビから、そして友人の媒体とおして右耳から左耳だったのかもしれないけれど「知っている」=「懐かしい」へと変化するもので、、。自分の好きな市区町村リサイクルセンター巡りを行うと、そうした時代に埋もれてしまった、いや「トマソン」(無用の長物)と化してしまったかの様な、そして捨てるに惜しいものが多く「出会い」を待っている。人はそれを「無駄」という、いやでもそうでない。「これ懐かしい」が海馬の一部分を震わす、この暑い中リサイクルに向かうきっかけになるのは、言うまでもあるまい、独り舞台。
そんなんで出勤前に、よく立ち寄る杉並区営リサイクルセンター。もう20年前からよく軒を覗く。昨今は文房具や工具類も取り扱っており、使い込んではあるけれど、ものの良い工具を手に入れることが出来る。KTCのレンチなんか100円なんかで買えるものでないけれど、ある時にはあるので、そんな発掘が楽しいのである。「場所柄」というものがある。フリーマーケットとかもそうだが、場所柄でいいものが発掘される傾向が強い。杉並区営のリサイクルセンター、衣料品も扱っているが、、やや割高。が、時折いい物が出ることがあるので要注意。シャツ500~700円の設定は高い。以前は数百円でいたが、昨今のリユース品需要を考えれば(大手中古衣料品店に比べれば安価?かもしれないが)値のつけ方には疑問がある。けど、自分が好きなブルックスブラザースやJ・プレスのオックスフォ―ド地のシャツなら廉価である、、その際が微妙。スーツ類も区営にしてはやや割高な設定。そして「型落ち」「細身なシルエット」(寄付者が着れなくなった)様なものが2000円台前後であり。が、先に述べたように要注意、時折良いものが紛れている。Tシャツ類もやや高い、中古衣料のTシャツで500円前後はかなりの不安定な値段設定。であるから、あまり皆買って行かない印象。だが、90sの「ラッセル」とか1995年あたりの、ド派手なアメリカンTシャツ(USA製)が紛れていることがある。そうしたものが500円で買えるなら即買いだが、、いわば中古衣料品も野で行う「昆虫採集」と一緒である。こずかいでそうした漁りと称して「採集」を楽しんでいる、そうした物を扱う専門店・衣料品店へ行くのがてっとり早いのだが~コツコツと古銭握りしめて、そうしたリサイクルを廻るのも不況世代の知恵か、無駄遣いか。ああ、今年も夏は暮れ行く。

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