ジョグ後の最中アイスを食らうのが、最高のご褒美な昨今。
ぐちょぐちょに汗でぬれたウェアーであるきながら最中アイスを食らえば極楽。内側から涼しい、そして昼前の空腹時のジョグが多いから小腹にもピッタリなのである。、そんなことをしていたと、振り返る頃には12月前後、暖房をつけて寒さに慣れぬだろう今年の末か、年の始まりと年の終わりは真冬なのである。、、ああこのひと時よ、永遠であれ。
、と虫が鳴く21時台。前の話でも書いたがだいぶ夏が衰えた、がまだまだその余韻はある、余韻に浸る。先日は古書屋へ赴くと、EPレコードに何枚か新入荷のEP盤が入っていたもので、スコスコと漁る。と、「ドノヴァン」のミニアルバムである。
これは面白い、100円とは。このやや受け口の、中川五郎のような英国シンガーにハマったのは18歳の頃か。BOB DYLANのドキュメンタリー映画「ドント・ルック・バック」で楽屋に来た青年が、ドノヴァンだった。「君よりギターがうまいよ」「、、いやな奴だな」そんな会話から、互いに楽曲を披露しあうようなシーンだった気がする。いま思うにボブ・ディランより世代が一回りとまで行かないが、かなり若い。新進気鋭でいたのであろう、表情も少年のような雰囲気さえあったドノヴァンでいた。(ちなみに加藤和彦はトノバンと呼ばれていたとか)親交もあったようで互いにアシッド・フオークでいる。「Mello Yellow」は97年の夏のテーマ曲(個人的に)と言っても過言でない、それとボブ・ディランの「ブルーにこんがらがって」、あのいまは衰退してしまったバブル期の避暑地「清里」のバイト先のペンションで掃除時にかけてもらったのが、バックグラウンドなのだが、、そうした選曲に自ら持って行ったのも父親からの影響大。カウンティカルチャーな親父を持つと、ちらちらとそうした背景が自然に刷り込まれてゆくの、不思議と共に遺伝子のなせる業、とでもいうしかない。
帰宅し針を落とすも、さすが100円でいてカビだらけ!この題字のサイケ字体がたまらないところだが、久々に「Mello Yellow」「Jennifer Juniper」を聴くと、、ああ97年頃の清里の、ミルクポットの盛夏がよみがえる。あれから何年たったかはどうでもいいけれども、そうした意味では永遠である。時折、こうした物に出会えるから、休日の「放浪」は辞めれないもので、、小銭を握りしめていつものルートを廻る40代の半ば、秋口。
翌日、枯れたモロコシの穂を眺めたならば、朝焼け。


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