SONY、、βデッキ諸行無常

 休日、、久しぶり武蔵野エリアへと探索へ出かける。

特に用事がないけど、気分的にはこの暑さでいるが晩夏からの移ろいを感じたいな、なんて、ジジイがいいそうな戯言をぼそり。

いかんせ「初老」の入口はこうあるべきと、、いやもう初老中盤も差し掛かる。クロスバイクの空気圧をスカスカ調整して、段差乗り越えが実に快適に感じるからうれしいもの。

玉川上水あたりの、好きなポイントは夏と秋の交差点、といった具合。さすがにこのヌカルミを入ってゆこうとは思わなかったが（笑）そんな衝動に駆られるほど、、。

三鷹に至りその周辺を右往左往したんだけれでも、あの市役所側より線路の反対側のエリアが個人的にはなじみがあって、そして代り映え無くて好きでいる、、栄えないのが良い。成蹊大のエリアなんか。

学生街ってのは、雰囲気を残しつつ常に更新されている。ケヤキ並木のさわやかな演出が良い、山の手の大学にはない雰囲気を醸し出す。こういう雰囲気は通学していれば慣れてなんとも感じなくなるんだろうが、、いかんせ大学行きのチャンスを逃した「若気の至り」が傷跡をくすぐるのでいるのだ、、、。いっとれば給料にも箔がついたかな！？

ま「それも、、俺だな」とつぶやいて、武蔵野市をぐるり。西荻あたりの商店街を抜けると、おそらく壊すのであろう、一軒の昭和なたたずまいの家、やたら粗大ごみを出していて、不用になった食器やら、行き場のない小道具を軒先に並べて「ご自由にどうぞ」と。

今のご時世、捨てるにも金のかかる時代。ほとんどの人がスルーだが、、その横に置かれたＳＯＮＹのβデッキに反応してしまった自分！あれは！！

うちのオヤジがβデッキを押していたので馴染みがある、職場のＯさんから譲り受けたβデッキ、まだまだ大事に保管しているが、、気になるところ。高校時代にバイトしてた清里のオーナーさんは96年当時、まだまだ現役で愛用されていた。しかし正面からカセットを入れるのでなくて、上から入れるのが不思議で～初期のモデルはあのようなセットの仕方だったよう。

かなりボロボロ（調べるに発売は昭和55年との事）、44年もここ西荻の場所で鎮座されていたんだなと思うと、そしてこうして破棄されて形なくなる運命が諸行無常である。

こうして普通のわが休日、は終わる。とくに特変もなし。ひとっ走りしてきた、あのウダる36.37度台の真夏の修行よりはるかに楽でゴール、、いつものようにチョコモナカジャンボに食らいつき帰宅、昼寝。