2024年12月24日火曜日

姉ヶ崎慕情(復路)~さらばイトーヨーカ堂 姉崎店~

 そして本日、姉ヶ崎行脚のメインである「イトーヨーカドー 姉ヶ崎店」へと滑り込む。


こんなに閑散としていただろうか、、駅横にすぐ隣接しているとばかり思いこんでいたが、、駅から徒歩10分ほど移動する立地にある。茶色いレンガ造りの建物が隣接していた記憶だが、それは現在では大手ドラッグチェーンへと変わっていた。


外観からも「2月24日閉店」とデカデカとハトマークと共に告知されている。なんとも言えない心情になる事はさることながら、、自分の幼少期の記憶が断片的過ぎて、その抜けた記憶が自分が作り上げた世界であることに気が付く。


20数年ぶりに姉ヶ崎店へ入店するも、初めてきたような印象でいる。


まるで夢の世界に近く、早朝のレム睡眠時に見るような、在るようでない様な世界観でいる。都内ではほぼ見ない、「ハトマーク」の入った商品なんかを手に入れられたらと期待、「暮らしのフロア」3階あたりへと赴く。エスカレーターと階層ごとの看板は当時物でいる。

これだけでも胸がワクワクするもので、、催し物会場と化した階フロアーは紅白幕が張られていたが、見切り品が所狭しと並ぶ。半額になった品物が多いが、、自分が探している「ハトマーク」入りのノベルティ色の強い商品を片っ端から探す、、が皆無。ステイショナリーなんか期待したがまるでなく、、その後パジャマの在庫を確認しに下のフロアへ、、、。

自分が都内で漁ったような「ハトマーク入り」パジャマは全くの皆無でいた、、まるで釣りで一匹も魚が釣れずに帰ってくるような心情で、、閉店セールに期待したが、なんともいたたまれない。しかも首都高速と京葉道を介してなかなかの高速代金を費やしているのだ。、、だがこればかりは致し方ない、ここにこうしている事がお礼奉公?なのだ!?

いかんせ1980年オープン、自分の人生と合致するその「イトーヨーカドー 姉ヶ崎店」のその体内に入り込めただけでも意義があるかな、、なんて無理くり理由付けしたりなんだりして。入口にあったメッセージコーナー、桜の花びらの紙を一枚手に取り、イトーヨーカドー・姉ヶ崎店へお礼の言葉をしたためたのでいた、、、。


手ぶらで帰るのもアレ何で、、記念にイートイン・コーナーでなにか食べて帰ることに。散々迷った挙句に、当たり障りない、たらこスパゲティを購入し食らったのだが、、温めが足りないのと、何とも水気が無くて味気ないこと。ズルズルとたらこスパを食らい、「イトーヨーカドー 姉ヶ崎店」をあとにしたのでいた。




「イトーヨーカドーに行くと、祖母が何か買ってくれる!」祖父母の家に行くのも楽しみだが、たどり着いた姉ヶ崎での期待その1「前座」がイトーヨーカドーでいた。京葉工業地帯の赤い煙突を長めながら先端から炎がじつに不思議で、、遠い日の思い出が、蘇ると思っての期待行脚でいたが、、断片的記憶の欠如と諸行無常さが自分を押し殺したのだった。都合のいい記憶で人は生きてるんだなあと思った、、そこには風が吹くばかり。

さらば姉ヶ崎。











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