粛々と老いる。

 ようやくの休み、、金欠。今月はジョギングシューズに費やし、実に金欠な毎日でいた。

金がなくなると必然と活動制限がかかるもので、、NHKのBSプレミアで放送されているランダムな映画を一日見て過ごすという、半植物状態な休日となる。50年代後半のアメリカ映画「アパッチ」を観るが、、茶色く肌を塗った白人が主人公のアパッチ族の戦士でいた。

、と続けて中国映画「山の郵便配達」を観る。これも同じくしてNHKのBSプレミアで放映されていたものだが、、意外にも行ったことのない、欧米映画ばかり見てきた自分には新鮮だった。情景が良い、あいさつ代わり、気持ちでの歓迎は煙草、そして歓迎の酒、なんかあちらで生業をなす叔父の言う通りでいた、、、。

しかしシトシトと降る梅雨入り前の,北海道あたりの蝦夷梅雨なんてのは、こんな感じなのであろうか。床に寝っ転がっての映画鑑賞も限度があり～、車に乗り所沢あたりまで雨のドライブへ。金はなくとも所沢クリーンセンターならば、ほぼ100円の中古衣料品が並ぶので何かしら発掘があるという物。所沢方面に行くときには、バックがキャラメルママなアーティストがよろしい。「中央フリーウェイ」なんて聞きながら。

キャラメルママの綴りならよかったのだが～ついつい「パタパタママ」になってしまう、無論これは70ｓに確かポンキッキで流れていた、泳げたいやきくん系の流行り歌、、。なぜこう振り返りばかりになってしまうんだろうか。40代の半ばは。レクイエム（鎮魂歌）ばかり。

所沢クリーンセンター、今日も色々見たが前回みたいにＶＡＮのブレザーマンとか、ＢＩＧＩのジャケットは皆無。何も買わずにあとにする、魚釣りに出かけて何も釣れなかった波平の心情だ、、ただ波平と違うところは狩猟本能もそうなんだけど、、。まあいいや。W月先輩も「サザエさんの波平はダメ人間だろう！？あんなへべれけで帰ってきて、、あれじゃダメだろ」とツバキを飛ばし熱弁されてたが、、W月先輩もそこそこヘベレケなのだ。（だけど紳士的）

ああ、流れる月日の風吹く速さ。粛々と老いるのみ、アーメン。